不審者の特徴とは?行動パターンによる見分け方と被害に遭わないための防犯のポイント
2024.8.1

不審者に関する噂やニュースを耳にして、自身や子どもが被害に遭わないか不安を感じている方も多いのではないでしょうか。不審者には一定の行動パターンがあり、事前に特徴を把握することで、被害を避けられる可能性があります。
今回は、不審者の特徴・行動パターン5選と不審者に遭遇した場合の対処法、不審者被害に遭わないための防犯のポイントをまとめて紹介します。自身や家族の安全を守るためにも、ぜひこの記事を参考にして不審者対策を実践してみてください。
そもそも不審者とは?
不審者とは、つきまといや声掛け、勝手に写真を撮る、体を掴むなど、不審な行為をする人の総称です。不審者は泥酔時などに突発的な犯行を行うことがある他、事前にターゲットに目をつけ、計画性を持って犯行におよぶケースも多く見られます。
不審者に目を付けられると、誘拐やとおり魔などの重大事件に巻き込まれる可能性もあるため、日頃から十分な警戒が必要です。
不審者の特徴・行動パターン5選
不審者には、以下のような一定の特徴・行動パターンがあります。
- 同じ場所に長時間居座る・同じ場所を頻繁にウロつく
- 人目を避ける服装・行動をする
- 周囲の人と違う行動をする
- カバンやポケットに手を入れている
- 運動靴・スニーカーなどの動きやすい靴を履いている
以下で、それぞれの特徴・行動パターンをさらに詳しく見ていきましょう。
ただし、ひとつの特徴に当てはまる人が必ず不審者とは断定できないため、怪しい人を見かけた時は、複数の特徴を総合的に見て判断することが大切です。
1. 同じ場所に長時間居座る・同じ場所を頻繁にウロつく
同じ場所に長時間居座ったり頻繁にウロついていたりする人は、不審者の可能性があります。不審者は、犯行の下見やタイミングを見計らう目的で、同じ場所に長時間滞在することがあるためです。
同じ場所に頻繁に現れて何もせずに座っている、周囲をキョロキョロと見るなどの行動をする人がいれば、不用意に近づかないよう注意してください。
また、不審者は徒歩に限らず車やバイクで同じ場所をウロつくこともあるため、乗り物に乗っている人への用心も怠らないようにしましょう。
2. 人目を避ける服装・行動をする
不審者は、顔を目撃・記録されることを嫌がり、人目を避ける服装や行動をする傾向があります。具体的に、防犯カメラのある場所を避ける、帽子やマスクで顔を隠す、人と目を合わせないなどの行動をする人を見かけたら注意が必要です。
ただし、紫外線予防や花粉症予防、著名人の顔バレ防止などの目的で顔を隠す服装をする方もいるため、帽子やマスクで顔が見えにくくても、すぐに不審者と決めつけないようにしましょう。
3. 周囲の人と違う行動をする
犯行を計画している不審者は、周囲の人とは異なる動きをすることも特徴です。
例えば、天候や場面にそぐわない服装をしている、ショッピングモールで買い物以外のことに気を取られているなど、周囲の人のパターン化された動きとは違う行動をする人は、不審者の可能性があります。
4. カバンやポケットに手を入れている
カバンやポケットに手を入れている人にも要注意です。危険物を持っている不審者は、誤作動を防ぐ、すぐに取り出せるようにするといった目的でカバンやポケットに手を入れているケースがあります。
不自然なほどカバンやポケットから手を出さない人は不審者の可能性があるため、不用意に近づかないようにしましょう。
5. 運動靴・スニーカーなどの動きやすい靴を履いている
不審者は、運動靴やスニーカーなど、動きやすい靴を選ぶ傾向があります。サンダルなどの動きにくい靴を履いていると、犯行後の逃走に支障が出やすいためです。
靴だけで不審者と断定はできませんが、怪しい人を見かけた際は、判断の参考にすると良いでしょう。
不審者に遭遇した時の対処法
不審者と思われる人物に気づいた時は、無理に声を掛けず、110番通報をしてください。通報時は、身長・体格・年齢・髪型をはじめとする体の特徴や服装の特徴、車のナンバーなど、覚えている情報を伝えるとスムーズです。
また、自身が不審者の被害に遭いそうになった時は、すぐに逃げて大声で助けを呼びましょう。子どもなどが不審者に追われている場合は、家や車の中で保護した後、110番通報を行います。
不審者に狙われやすい人の特徴
不審者に狙われやすい人の特徴は、主に以下の3つです。
- ハイヒールやスカートなど、動きにくい服装をしている
- ぼんやりしている・スマホや音楽に気を取られている
- 子どもが1人で外出している
以下の見出しでは、それぞれの特徴をさらに詳しく解説します。
ハイヒールやスカートなど、動きにくい服装をしている
ハイヒールやスカートなど、動きにくい服装をしている方は、犯行時に逃げられにくいと判断されるため、不審者に狙われやすくなります。動きにくい服装で外出する場合は、できるだけ夜間の単独行動を避けてください。
また、やむを得ず夜間に1人で外出する時は、なるべく動きやすい服装を選び、防犯ブザーなどを携帯しましょう。
ぼんやりしている・スマホや音楽に気を取られている
ぼんやりした様子の方や、スマホ・音楽プレーヤーなどに気を取られている方は、警戒心が薄く見えるため、不審者のターゲットになりやすいでしょう。スマホなどに気を取られていると、近づく不審者の存在や足音にも気づきにくくなるため要注意です。
特に夜間に単独で行動する場合は、不審者に隙を見せないよう、スマホなどの操作をやめてきびきびと歩くことを心がけてみてください。
子どもが1人で外出している
1人で出歩いている未就学児や小学生などは、子どもを狙う不審者の格好のターゲットです。特に大人しそうな雰囲気の子どもや遊びに夢中になっている子どもは、不審者に目を付けられる可能性が高まります。
子どもを持つ家族の方は、できるだけ子どもを1人にせず、外出時には同伴者を付けましょう。警察や学校から不審者情報が公表されている場合は、子どもに情報を共有して注意を促すことも大切です。
不審者による犯罪被害に遭わないための防犯のポイント
最後に、不審者の被害を避けるために押さえておきたい防犯のポイントを2つ紹介します。基本的なポイントを把握して実践するだけでも、被害のリスクはぐっと抑えられます。
単独行動や夜遅くの外出を避ける
子どもや女性に限らず、単独行動や夜間の外出は極力控えてください。
仕事や学校などの都合でやむを得ず夜間に出歩く時は、できるだけ明るい道を選び、周囲への警戒を怠らないよう注意しましょう。住んでいる地域の不審者情報をチェックし、危険なエリアを避けることもポイントです。
防犯グッズを活用する
トラブル時に威嚇音を出す防犯ブザーや、子どもの位置を把握できるみまもりGPS、防犯ブザー機能やGPS機能を搭載したキッズスマホなど、防犯グッズも積極的に活用しましょう。
不審者との遭遇リスクを減らせるわけではありませんが、万が一遭遇しても、防犯グッズがあれば重大な被害を防げる可能性があります。
自宅の不審者対策には「MAMOLEO」の防犯みまもりサービスを活用しよう
不審者は屋外だけでなく、自宅に出没する可能性もあります。自宅に侵入した不審者と屋内で鉢合わせた場合、逃げ場がなく被害に遭ってしまう可能性もあるでしょう。
屋外に加えて屋内でも不審者対策を行うなら、IoT機器とスマホアプリを使用した、MAMOLEOの新しい防犯みまもりサービスを活用してみてはいかがでしょうか。
例えば初期費用3,300円(税込)・月額利用料2,200円(税込)で加入できるMAMOLEOのベーシックプランであれば、IoT機器を利用して自宅内のみまもりや安全確保が可能です。
ベーシックプラン
初期費:3,300円(税込)
月額利用料:2,200円(税込)
- IoT機器により、宅内のみまもり・安全を確保できる
- 自宅への依頼駆けつけサービス(年1回・最大30分無料) など
GPSタグ※1のオプションサービスに加入すると、みまもれる範囲を家の外へ拡大できます。
自宅・学校・塾など、指定した場所をGPSタグが通過した際に、保護者が通知を受け取れます。お子さまが機器を持ち歩けば、正確な位置情報をマップ上からリアルタイムで確認できたり、地域の防犯情報も受け取ったりできます。
なおGPSタグでは、プロの警備員による駆けつけサービス※2※3もご提供しているため、いざという時でも安心です。
しっかりと不審者対策をしたい方は、家の中だけでなく、外や地域の安全をトータルサポートする防犯みまもりサービスの利用を検討してみてください。
- ※1 「GPSタグ」は、月額料金1,100円/台(税込)でご利用いただけるオプションサービスです。
- ※2 家族(子ども)を預かっている施設(塾・学校)などには対応ができません。
- ※3 GPSタグの位置情報は直接警備員には連携されません。そのため、GPSの示す住所を警備員にお伝えください。
まとめ
不審者とは、つきまといや声掛け、勝手に写真を撮る、体を掴むなど、不審な行為をする人のことです。不審者には一定の行動パターンがあり、事前に特徴を把握して警戒を高めることで、被害を避けられる可能性があります。
不審者による被害を予防するには、1人で出歩かない、防犯グッズを持ち歩くなどの工夫を取り入れることも大切です。また、よりしっかりと不審者対策をするなら、防犯みまもりサービスの利用も検討してみてください。
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記事監修
総合危機管理アドバイザー
三沢おりえ
防犯・防災の総合危機管理専門家。メディア、講演会、セミナー、監修などで活動。企業、自治体、大学向けに行う座学と実技の逃げるための護身術、ダイバーシティ系セミナーやハラスメント対策や防犯、防災指導など、ストレスを最小限抑えた形式で行う講座に定評がある。総合防犯整備士、危機管理士、非常食研究家、元硬式空手世界チャンピオン。日本災害危機管理士機構、日本防犯設備協会、総合防犯士会所属。