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防犯全般

防犯フィルムは本当に効果がある?選び方や注意点も紹介

2024.8.1

防犯フィルムとは窓ガラスに貼るフィルム状の防犯アイテムのことです。貼るだけで、窓を割られにくくなったり、災害時の破損を防ぎやすくなったりと、多くの効果が得られる優れものです。

この記事では、防犯フィルムの効果や選び方をまとめました。また、防犯フィルムを貼る際、使う際に知っておきたいポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

防犯フィルムとは?

防犯フィルムとは、窓ガラスを割って侵入するトラブルを防ぐためのアイテムです。工事不要で、既存の窓ガラスに貼るだけで利用できるため、手軽な防犯アイテムとして活用されています。

建物への侵入犯罪を防ぐために設立した官民合同会議では、各建物部品の基準防犯性能試験を実施し、性能基準を決めています。

「侵入までに5分以上の時間を要する」など、一定の防犯性能があると評価された建物部品を「防犯建物部品」と評価し、その証として「CPマーク」の表示を認めています。

防犯フィルムは、「防犯性能の高い建物部品」に指定されたフィルムをいくつかの指定条件下のもと、防犯フィルム施工業者(国家検定技能士)が施工するので、施工時に防犯効果が高いと認められると対象の窓にCPマークが付与されます。

防犯フィルムの効果

防犯フィルムの効果

窓ガラスからの侵入を防ぐなら、割れにくい防犯ガラスを使うのもひとつの方法です。

しかし、防犯フィルムなら、ガラス全体を交換するよりも安価に防犯性を高められます。防犯フィルムで得られる効果を見ていきましょう。

窓ガラスを割って侵入しにくくなる

防犯フィルムを貼ると、窓ガラスが割れにくくなります。

警察庁のデータによれば、侵入窃盗被害のうち、一戸建ては窓からの侵入が53.5%です。施錠していない窓から侵入するケースもありますが、窓を割って侵入するケースも少なくありません。防犯ガラスを設置していない窓ガラスには、防犯フィルムを貼ってみてはいかがでしょうか。

災害時の破損も防ぎやすくなる

防犯フィルムを貼ると窓ガラスが割れにくくなるため、地震や台風の時も破損しにくくなります。また、万が一割れても飛散しにくいため、ケガの予防にもなるでしょう。

紫外線カット効果や飛散防止効果のある防犯フィルムもある

防犯フィルムの中には、生活に役立つ様々な効果を持つフィルムもあります。例えば、屋外から室内が見えにくくなるフィルムや、虫除け効果や飛散防止効果、紫外線カット効果があるフィルムなど多種多様です。

紫外線カット効果のある防犯フィルムなら、室内の家具や畳の色褪せ・劣化防止対策にも活用できます。防犯フィルムを選ぶ時は、防犯以外の機能にも注目しましょう。

防犯フィルムの選び方

防犯フィルムを選ぶ時は、厚みとサイズに注目しましょう。次のポイントに留意すると、防犯効果の高いフィルムを選べます。

  • 350ミクロン以上の厚みのある防犯フィルム
  • 窓ガラスのサイズにあった防犯フィルム

各ポイントを紹介します。

350ミクロン以上の厚みのある防犯フィルム

「防犯フィルム」と記載されていても、薄いと割られる可能性があります。厚さが350ミクロン以上あるフィルムを貼ると割られにくいとされるので、ぜひチェックしてみてください。

また、強い力で衝撃を与えればいつかは割れてしまいますが、350ミクロン以上の厚みのフィルムを貼ったガラスは割れるまでに時間がかかり、侵入犯が諦める可能性も高まります。

窓ガラスのサイズにあった防犯フィルム

防犯フィルムは、フィルムを貼った部分の強度が出るものです。窓ガラスよりも小さいフィルムを選ぶと、貼っていない部分に衝撃を与えて割られてしまう可能性があります。

事前に窓ガラスのサイズをきちんと測ったうえで、窓ガラスのサイズにあった防犯フィルムを選びましょう。

防犯フィルムを使う際の注意点

防犯フィルムを使う際の注意点

防犯フィルムをより効果的に使うためにも、次のポイントを確認しておきましょう。

  • 10年に一度は防犯フィルムを貼り替える
  • ガラスの汚れを落としてから防犯フィルムを貼る
  • 防犯フィルムの貼り付けは素人では困難なことが多い

各ポイントを解説します。

10年に一度は防犯フィルムを貼り替える

防犯フィルムには耐用年数があります。

また、公益社団法人 日本保安用品協会と日本ウインドウ・フィルム工業会から発表されている指針では、施工後10年以上経過したフィルムは貼り替えが推奨されています。最適な状態に保つためにも、10年に一度は貼り替えましょう。

ガラスの汚れを落としてから防犯フィルムを貼る

窓ガラスが汚れていると、防犯フィルムが密着せず、防犯効果が下がってしまいます。

しっかりと窓ガラスの汚れを落としてから、丁寧に貼ってください。うまく貼れるか不安な場合は、窓ガラス設置工事の専門業者に依頼しましょう。

防犯フィルムの貼り付けは素人では困難なことが多い

防犯フィルムは一般的な窓用フィルムと比べて強度が高いため、扱いづらく、貼りにくい傾向にあります。また、CPマーク認定の防犯フィルムを貼るには、専門業者への依頼が必要です。無理にDIYで仕上げようとせず、プロに相談しましょう。

また、窓の種類やサイズによっては、防犯フィルムの貼り付けが困難になるかもしれません。防犯ガラスに取り換えるのもひとつの方法です。

窓からの侵入に備え、開閉センサーの取り付けもおすすめです。鍵の近くを割って窓から侵入するケースは多いため、窓を開けたときに感知できるセンサーを取り付けておけば、侵入者が犯行に及ぶまでに対応できる可能性が高まります。

その他の対策として、防犯カメラやホームセキュリティーなども検討してみてはいかがでしょうか。

「MAMOLEO」の新しい防犯みまもりサービスで防犯対策をしよう

不審者の侵入は窓からとは限りません。玄関や勝手口などから侵入される可能性も想定されます。窓や玄関、勝手口などのあらゆる侵入経路に備えるためにも、みまもり効果のあるアイテムを導入し、防犯を強化してください。  

「MAMOLEO」は、IoT機器とスマートフォンアプリを使用した、新しい防犯みまもりサービスをご提供しています。開閉センサーもあり、窓や玄関などからの侵入を即座に感知し、お客さまにお知らせします。
月々2,200円(税込)でご利用いただけ、プラス料金でオプションサービスを追加することもできます。

ベーシックプラン

初期費:3,300円(税込)
月額利用料:2,200円(税込)

  • IoT機器により、宅内のみまもり・安全を確保できる
  • 自宅への依頼駆けつけサービス(年1回・最大30分無料) など

オプションサービスのGPSタグ※を利用すれば、外出中のお子さまのみまもりも強化します。また、自宅カメラと連動させることで、カメラのオン・オフの自動化も可能です。

MAMOLEOの基本セットに含まれている開閉センサーを窓につければ、窓の開閉をスマートフォンで確認できるようになります。不審な開閉がある時は、警備員の駆けつけサービスに連絡しましょう。

ご家族の安全確保のためにも、家ナカだけではなく家ソトもトータルでみまもるMAMOLEOの防犯みまもりサービスを検討してみてはいかがでしょうか。

  • ※ 「GPSタグ」は、月額料金1,100円/台(税込)でご利用いただけるオプションサービスです。

まとめ

窓から侵入する空き巣被害を防ぐためにも、防犯フィルムの導入を検討しましょう。基本的にはご自宅の窓にCPマークが付与されるように防犯フィルムを選んでください。

防犯フィルムが貼れない場合や、窓以外の防犯を強化したい場合は、防犯カメラやホームセキュリティーサービスも検討してみてはいかがでしょうか。家族構成や住宅を考慮し、ぜひご自身にあった防犯を実施していきましょう。

  • 記事監修 三沢おりえ
  • 記事監修 三沢おりえ

    記事監修

    総合危機管理アドバイザー

    三沢おりえ

    防犯・防災の総合危機管理専門家。メディア、講演会、セミナー、監修などで活動。企業、自治体、大学向けに行う座学と実技の逃げるための護身術、ダイバーシティ系セミナーやハラスメント対策や防犯、防災指導など、ストレスを最小限抑えた形式で行う講座に定評がある。総合防犯整備士、危機管理士、非常食研究家、元硬式空手世界チャンピオン。日本災害危機管理士機構、日本防犯設備協会、総合防犯士会所属。

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