小学生の留守番で気を付けたいこととは?事故を防ぐための対策を解説
2024.8.1

子どもだけの留守番は避けることが望ましいですが、子どもが小学生になると、留守番をさせる家庭も増えてくるかもしれません。
しかし、保護者のみまもりがない状況では、自宅内でも事故が起こる可能性もあります。
留守番中に事故が起きてもすぐに対応できないため、できる限りの予防が必要です。この記事では、小学生の留守番で起こり得る事故や、未然に防ぐための対策を説明します。
小学生の留守番にともなうリスクとは
子どもだけで留守番すると、怪我や事故が起こる可能性があります。また、留守番中に地震などの災害が起こるかもしれません。
大きな地震が起きた場合どうすればいいか、日頃から親子で確認しておくと安心です。さらに、自宅に不審者が侵入し、犯罪に巻き込まれる可能性も考えておかなければなりません。
小学生の留守番で起こり得る事故
家庭内での事故は、乳幼児に限らず小学生でも起きる可能性があります。どのような事故が考えられるか、代表的なものを見ていきましょう。
転落事故
ベランダから下をのぞき込んで転落する事故は幼児に多いですが、小学生でも起こり得るため注意が必要です。
フェンスに登って頭の重みで転落するなどの事例が報告されています。10歳以上でも不慮の転落事故は起きています。
熱傷や火災
自分で食事を用意しようとした時に起こりやすい事故です。お湯を沸かしてカップ麺やスープなど簡単な調理をする際に、熱湯がこぼれてやけどをしてしまうケースがよく見られます。
また、電子レンジの使い方を誤り、事故や火災が引き起こされる事例もあります。卵を殻付きで加熱して爆発させたり、アルミ製の包装を外さずに加熱して引火したりするケースが代表例です。
温めるだけなどの簡単な調理でも、このように事故が起こる可能性があるため注意が必要です。
浴槽内での溺水
親の留守中に浴槽で溺れるという事故が報告されています。入浴中に潜って遊ぶなどして、溺れてしまうケースがあります。
誤食・窒息事故
誤飲や誤食は乳幼児の事故に多いですが、小学生でも起こり得ます。例えば、使い切りタイプのパック入り液体洗剤をお菓子と間違えて食べてしまうケースが考えられます。
また、うずらの卵やミニトマト、ぶどうなどを不意に丸飲みして窒息する事故もあります。特に、食事やおやつの時間帯に留守番させる場合は、食品の選び方にも気を付けましょう。
子どもを留守番時の事故から守る安全対策
小学生を安全に留守番させるために、事故の可能性を考えリスクをできる限り取り除いておきましょう。想定される事故を防ぐために、事前にしておくと望ましいことを紹介します。
事故や怪我の原因となるものを撤去しておく
包丁やカッターなどの刃物は、見えない場所に片付けておきます。ライターや、パックタイプの液体洗剤など誤食しそうなものも、出しっぱなしにしていないか確認しましょう。
やけどの原因となる電気ケトルや電子レンジは、留守番時には使わないようにすることが望ましいです。やむを得ず使う場合は、子どもに適切な使用方法をしっかりと教えましょう。
浴槽の水を抜いておく
浴槽にお湯や水を溜めたままにせず、空にしておきましょう。留守番時に入浴や浴室内での水遊びをさせないようにすることも大切です。
チャイルドロックをかけておく
留守番中に使うと危険な家電などは、ロックをかけて起動できないようにしておくと安心です。ドラム式洗濯機やガスコンロなどは、チャイルドロックを設定できる場合があるため確認しておきましょう。
また、転落事故や不審者の侵入を避けるため、窓にも子どもの届かない場所にロックをかけておくことが望ましいです。
留守番中の約束事を本人と決めておく
小学生を一人で留守番させる場合は、事前に話し合って約束事を決めておきましょう。例えば、遊ぶ場所や遊び方を限定する(外には出ない、友達を呼ばないなど)、火を使わない、保護者と連絡を取り合えるようにしておく、などのルールを共有しておくと安心です。
約束事や連絡先などは覚えきれないことも考えて、メモに書いておき子どもが確認できるようにしましょう。
小学生が安全に留守番するための防犯対策
事故への対策とあわせて防犯対策も行う必要があります。子どもが不審者からの被害に遭わないためにも、留守番中は厳重な注意が欠かせません。ここからは、留守番時の基本的な防犯対策を紹介します。
全てのドア・窓の鍵をかける
子どもの下校時に留守にする場合は、玄関の鍵を開けたら必ずすぐに閉めるよう伝えておきましょう。閉め忘れを防ぐために、玄関の内側にメモを貼るのもおすすめの対策です。不審者がいないか周囲を確認してドアを開けることも、あわせて伝えましょう。
他の出入り口や窓の鍵は外出前に全てかけておき、子どもが開けないようにすることも大切です。
家に大人がいるように見せかける
保護者が留守中に子どもが帰宅する場合も、「ただいま」といいながら家に入るよう習慣付けましょう。ラジオやテレビ、音楽などを流して、大人がいそうな気配を出すのも効果的です。また、外から見て子どもしかいないことがわからないよう、部屋のカーテンを閉めておくとよいでしょう。
訪問者や電話への応対をさせないようにする
インターホンが鳴っても出ないようにすることを約束しておきましょう。子どもがインターホンで不安になる場合は、事前に音量をオフにしておく方法もあります。電話に関しても、保護者からの着信以外は出ないように伝えておくと安心です。
キッズ携帯、GPS機能付きアイテムなどを持たせる
キッズ携帯は、留守番時の連絡手段としてだけでなく、子どもが外出する際にも役立ちます。GPS機能付きのものもあり、子どもの位置情報を簡単に確認できて便利です。
留守番時に子どもが外出する場合は、GPS機能の付いたアイテムを持たせておきましょう。みまもり機能に特化したGPS端末なら、キッズ携帯やスマートフォンが持ち込めない場所でも使えます。
なお、キッズ携帯などを持たせるだけではなく、何かあったら必ず連絡をするように伝え、万が一の事態に対応できるようにすることも大切です。
防犯サービスを利用する
ICT(情報通信技術)やIoT機器などを活用したみまもりサービスが普及しはじめています。サービス内容は事業者により異なり、活用すれば小学生の安全な留守番に役立てられます。緊急時に留守宅へ駆け付けるサービスを取り扱う事業者もあります。
防犯サービスを活用すれば、リアルタイムで子どもの居場所や様子を確認できるため、より安全を確保しやすいでしょう。
新しい防犯みまもりサービス「MAMOLEO」なら、家ソト・家ナカをトータルでみまもる
「MAMOLEO」は、IoT機器とスマートフォンアプリを使用した、新しい防犯みまもりサービスをご提供しています。
ベーシックプランであれば月々2,200円(税込)~でご利用いただけ、ニーズに応じてオプションサービスを付加いただけます。
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初期費:3,300円(税込)
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屋内カメラでは、動体検知・音声検知で異変をお知らせします。通話機能付きカメラのため、保護者のスマホから留守番中のお子さまと通話も可能です。
人感センサーは、動体検知・音声検知で異変をお知らせします。カメラではなく赤外線センサーのため、プライバシーに配慮したみまもりが可能です。
また、開閉履歴が確認できる宅内用ドア開閉センサーもご用意しています。シール貼り付けタイプのため設置も簡単で、扉に傷が残りません。
なお、オプションサービスにてGPSタグ※のご利用も可能です。ご自宅や学校など指定した場所をGPSタグが通過した際に、通知を受け取れます。お子さまが持ち歩けば正確な位置情報をリアルタイムで把握できるため、より安全を確保しやすくなります。
お子さまの留守番時の安全確保には、MAMOLEOの防犯みまもりサービスをぜひご検討ください。
- ※ 「GPSタグ」は、月額料金1,100円/台(税込)でご利用いただけるオプションサービスです。
まとめ
小学生でも留守番時に事故が起こるケースはあるため、十分な注意と対策が必要です。事故につながりやすいものはできるだけ撤去し、子どもと約束事を共有しておきましょう。
また、子どもが不審者による犯罪の被害に遭わないよう、セキュリティー面でも対策が必要です。安全確保のためにも、MAMOLEOをぜひご検討ください。
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記事監修
一般社団法人全日本防犯グッズ協会 会長
奥本 一法(おくもと かずのり)
1999年、日本で珍しい護身用品専門店を開業し、多くの防犯グッズを提供。その過程で、日本人の防犯意識の低さに危機感を抱き、2014年に防犯意識の向上と防犯グッズの普及を目的とした「一般社団法人全日本防犯グッズ協会」を設立。防犯設備士としての仕事を行いつつ、通り魔事件や無差別殺傷事件の増加に対応するため、護身の専門知識を活かし、防犯意識の向上と防犯グッズの理解と普及を目指している。