鍵っ子は犯罪・事故に遭いやすい?共働き家庭で子どもを守るための方法を詳しく解説!
2024.8.1

現在の日本では共働き世帯が一般的になり、鍵っ子が増加傾向にあります。子どもだけで留守番をしている時間帯は、犯罪者に狙われたり、事故に遭ったりするリスクが高いとされています。鍵っ子の保護者は、犯罪や事故を回避するために対策を立てましょう。
この記事では、共働き世帯の保護者に向けて、鍵っ子が直面するリスクをご紹介します。その上で、犯罪や事故に遭う可能性を低減する方法を詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
共働き世帯が当たり前になり、「鍵っ子」が増えている
近年、共働き世帯が一般的になりつつあります。両親が仕事で家を留守にする場合、子どもが自宅の鍵を管理し、学校から帰ってきたら自身で玄関を開錠して、1人で留守番をする場合もあるでしょう。
自分自身で鍵を管理する子どもは、「鍵っ子」と呼ばれる場合があります。なお、鍵っ子は、母親の就労が増加した1955年頃から社会問題になりました。21世紀の日本では、共働き世帯数の増大に伴って、鍵っ子も増加傾向にあります。
共働き世帯の割合
独立行政法人労働政策研究・研修機構の「早わかり グラフでみる長期労働統計※」によると、1990年代に専業主婦世帯と共働き世帯の割合が同程度になりました。
その後も、専業主婦世帯は減少し続けています。2023年時点の共働き世帯は1,278万世帯であるのに対し、専業主婦世帯は517万世帯程になっています。
鍵っ子(子どもが1人で留守番すること)のリスク
以下は、鍵っ子(子どもが1人で留守番すること)のリスクです。
- 1人で留守番をしている鍵っ子は犯罪者に狙われやすい
- 1人で留守番をしている際に負傷する場合がある
- コンロやストーブの操作を誤って火災を引き起こす可能性もある
以下でそれぞれを詳しく説明します。
1人で留守番をしている鍵っ子は犯罪者に狙われやすい
両親が仕事のために家にいない時間帯は、犯罪者のターゲットにされやすい傾向があります。子どもだけでは抵抗が困難なので、保護者の留守中に侵入されてしまうと、家にある物品を盗まれる可能性が高いでしょう。
また窃盗だけではなく、暴行などの被害を受ける場合もあるので注意が必要です。
1人で留守番をしている際に負傷する場合がある
子どもが1人で留守番をしている際に、包丁で果物などを切ったり、やかんでお湯を沸かしたりするケースがあるので注意しましょう。
包丁ややかんの取り扱いに慣れていない場合、指などを切ったり、ヤケドしたりする可能性があるので、事前に対策をする必要があります。
コンロやストーブの操作を誤って火災を引き起こす可能性もある
両親が留守の時間帯に、子どもが燃えやすい物体の近くでライターやマッチを使用し、火災が発生する場合があります。
また、コンロ・ストーブ・電子レンジなどの操作を誤って、火災が発生するケースもあるため要注意です。
鍵っ子を犯罪や事故から守る方法
以下は、鍵っ子を犯罪や事故から守る主な方法です。
- 学童保育サービスを活用する
- 危険な物品を子どもの手が届かない場所に置く
- 知らない人が来ても玄関を開けないように伝える
- 近隣の住民と仲良くする
- 防犯対策に役立つグッズやみまもりサービスを利用する
それぞれについて詳しく説明します。
学童保育サービスを活用する
子どもを1人の状態にしたくない場合は、自治体が提供する学童保育サービスの活用も検討しましょう。
学童保育とは、子育てと仕事の両立を支援する目的で、放課後の時間帯に子どもを預かるサービスです。サービス内容の詳細は、各自治体の公式サイトで確認しましょう。
危険な物品を子どもの手が届かない場所に置く
ライター・マッチ・刃物など、危険な物品を子どもの手が届かない場所に置けば、負傷する可能性が低下します。ガスの元栓を閉めておくことも有効です。
包丁を使わずに食べられる食品(あらかじめ一口大に切っておいた果物など)や、加熱せずに食べられる食品(お菓子など)を用意しましょう。
知らない人が来ても玄関を開けないように伝える
犯罪者は、営業担当者などを装って自宅を訪問する場合があります。子どもに対して、知らない人が来ても玄関を開けないように伝えましょう。
また、戸締まりの確認も重要です。窓などが開いていると、そこから侵入される可能性もあります。
その他、留守中に電話がかかってきても、知らない番号の場合は対応しないように伝えることも大切です。子どもが電話に出た場合、「留守番をしていて保護者がいない」と犯罪者に把握される可能性があります。
なお、子どもはトラブルに対して自己解決する力が低いため、保護者の連絡先を共有したり、子どもと連絡が取れる手段を用意したりすると、万が一の事態が起きても対応しやすくなります。
近隣の住民と仲良くする
犯罪者は、近所付き合いが盛んで連帯感のある住宅街を嫌う傾向があります。日頃から近隣住民と挨拶を交わし、エリア全体で不審者を排除する雰囲気を作りましょう。
また、指定された日時以外にゴミが出されていたり、掲示板が汚れていたりすると、犯罪者が「地域に無関心な住民が多い」と判断する可能性があるので、地域のルールを守ることも大切です。
防犯対策に役立つグッズやみまもりサービスを利用する
5分以内に建物への侵入を完了できなければ、約7割の窃盗犯は諦めるとされています。そのため、窓ガラスなどを強化するアイテムを使用し、侵入しにくい状況を作れば、防犯につながるでしょう。
センサー式のライトや防犯カメラの設置も有効です。その他、ホームセキュリティーサービス(子どもをみまもる防犯サービス)などの活用も検討すると良いでしょう。
新しい防犯みまもりサービス「MAMOLEO」で防犯対策をしよう
「MAMOLEO」は、IoT機器とスマートフォンアプリを使用した防犯みまもりサービスをご提供しており、ニーズにあわせてプランを選択できます。
例えばベーシックプランの場合、IoT機器により自宅内のみまもりや安全確保を行えるほか、年1回・最大30分無料の依頼駆けつけサービスもご利用いただけます。
ベーシックプラン
初期費:3,300円(税込)
月額利用料:2,200円(税込)
- IoT機器により、宅内のみまもり・安全を確保できる
- 自宅への依頼駆けつけサービス(年1回・最大30分無料)など
屋内のみまもり機器は、「屋内カメラ」または「人感センサー」のどちらか一方をお選びいただけます。
屋内カメラは通話機能も付帯しているため、お子さまが一人で留守番をしている時でも、カメラを通して保護者のスマホと会話ができます。お子さまの帰宅を迎えられないご家庭でも安心です。
人感センサーは、赤外線センサーによって異変をお知らせするため、プライバシーに配慮したみまもりが可能です。
さらに、オプションサービスとしてGPSタグ※1もご用意しており、ベーシックプランの駆け付け範囲を屋外へ拡大できます。万が一の事態が発生した場合は、依頼に基づいて登録された場所にプロの警備員が駆けつけてくれます※2※3。
なお、GPSタグが指定した場所(自宅・学校・塾など)を通過した際に、保護者が通知を受け取れます。お子さまがGPSタグを持ち歩けば、リアルタイムで正確な位置情報をマップ上から確認できます。
家ナカだけではなく家ソトもトータルでみまもるMAMOLEOの新しいみまもりサービスをぜひご活用ください。
- ※1 「GPSタグ」は、月額料金1,100円/台(税込)でご利用いただけるオプションサービスです。
- ※2 家族(子ども)を預かっている施設(塾・学校)などには対応ができません。
- ※3 GPSタグの位置情報は直接警備員には連携されません。そのため、GPSの示す住所を警備員にお伝えください。
まとめ
年々、専業主婦世帯が減少し、近年の日本では共働き世帯が当たり前になりました。両親が仕事に出かけている間、子どもだけで留守番をしているケース(鍵っ子)も多いのではないでしょうか。
鍵っ子は犯罪や事故に遭うリスクが高いとされているため、この記事を参考にして保護者は事前に対策を立てましょう。
お子さまの安全をみまもるために、機器とスマートフォンアプリを使用した防犯みまもりサービス「MAMOLEO」をぜひご検討ください。
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記事監修
一般社団法人全日本防犯グッズ協会 会長
奥本 一法(おくもと かずのり)
1999年、日本で珍しい護身用品専門店を開業し、多くの防犯グッズを提供。その過程で、日本人の防犯意識の低さに危機感を抱き、2014年に防犯意識の向上と防犯グッズの普及を目的とした「一般社団法人全日本防犯グッズ協会」を設立。防犯設備士としての仕事を行いつつ、通り魔事件や無差別殺傷事件の増加に対応するため、護身の専門知識を活かし、防犯意識の向上と防犯グッズの理解と普及を目指している。