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空き巣対策

空き巣の前兆とは?注意が必要な3つのサインや被害を未然に防ぐ対策などを紹介

2024.8.1

一戸建てや共同住宅に関係なく、空き巣の被害はあります。特に小さな子どもがいる家庭では、子どもが犯人と遭遇する危険もあるため、普段から対策をすることが大切です。

空き巣の被害に遭う前は何かしらの前兆が見られることもあるため、前兆を知っておくことで、事前に対策できる可能性もあります。

この記事では、空き巣の前兆や被害を未然に防ぐための対策を紹介するほか、狙われやすい家の特徴や対策なども解説します。

空き巣犯は事前に侵入する家の下見をしている

空き巣は留守の家を狙って侵入し、金品などを盗む犯罪ですが、空き巣犯は下見を行うケースが多く、突発的に犯行におよぶことは少ないとされています。

空き巣の下見では大きく周辺環境と家の2つを確認しているとされており、それぞれの内容は、以下のとおりです。

周辺環境
人通りや人目の多さ
侵入しやすく、逃げやすいか
留守の家が多いか
留守の状況
侵入しやすく、逃げやすいか
隣近所からの見通しが悪いか

空き巣に狙われやすい家の特徴

空き巣に狙われやすい家の特徴は、以下のとおりです。

  • 家人の留守が多い
  • 防犯意識が薄く家への侵入がしやすい
  • 侵入後の逃走がしやすい

以下でそれぞれを解説します。

家人の留守が多い

空き巣犯が家の下見で最も気にすることは、家人が留守であるかどうかです。以下のような状態は留守を悟られやすく、空き巣に狙われやすくなる可能性をあるので注意しましょう。

  • ポストに郵便物が溜まっている
  • 夜遅くなっても電気がつかない
  • カーテンが閉めっぱなしになっている
  • 洗濯物が干しっぱなしになっている

防犯意識が薄く家への侵入がしやすい

空き巣の下見では、侵入しやすい家かどうかを確認しています。主に確認されているポイントは、以下のとおりです。

  • 無施錠で外出してないか
  • 庭木などの死角があるか
  • 足場のようなものがあるか
  • 窓のクレセント錠が開けやすい位置にあるか
  • 防犯カメラやセンサーライトが設置されていないか
  • 番犬がいないか

特に玄関や窓の無施錠は注意が必要です。一戸建てや共同住宅に関係なく、無施錠は侵入手口のなかで最も大きな割合を占めているため、ちょっとした外出でも、鍵をかける習慣を身に付けましょう。

侵入後の逃走がしやすい

空き巣の下見では、侵入のしやすさだけでなく、逃げやすさも確認しています。主に確認されているポイントは、以下のとおりです。

  • 駅に近いか
  • 立ち話をしている人がいないか
  • 通行人は少ないか

人目に付きにくいことは逃げやすくなるだけでなく、侵入のしやすさにも繋がってしまうため、近所付き合いが少ない地域は注意が必要かもしれません。

空き巣の前兆かもしれない3つのサイン

空き巣の前兆かもしれない3つのサイン

空き巣は、下見をしてから犯行におよぶ傾向があるため、何かしらの前兆がある可能性があります。

以下で、空き巣の前兆かもしれない3つのサインを紹介します。

前兆1 インターホンや電話による留守の確認

空き巣犯は、様々な方法で留守を見抜きますが、最も多いのはインターホンを使って留守を見抜く方法です。「インターホンが鳴って出てみると誰もいない」などの経験があると、空き巣の前兆かもしれません。

また、電話で留守や家族構成を確認することもあります。アンケートや調査を装い、家族構成などの情報を入手しようとする場合もあるので、他人に個人情報は話さないように注意しましょう。

前兆2 マーキング

空き巣犯は、下見の段階でターゲットの家にマーキングをすることがあります。マーキングとは、家族構成や留守の時間などがわかるように、表札やポストなどに色付きのシールを貼ったり、メモを残したりことです。

例えば、表札やポストに小さく「D10-17R」というメモがある場合は、以下の情報がわかる仕組みです。

  • D(ダブル):二人暮らし
  • 10-17R:10時から17時まで留守

マーキングは統一されているわけではないため、怪しいシールや文字、マークなどを見かけた時は、すぐに剥がしたり消したりしましょう。

前兆3 不審な車や人を何度も見かける

「普段見慣れない車が止まっている」「不審者を見かける」などの場合も、空き巣の下見の可能性があるため、注意が必要です。

また、空き巣犯は、怪しまれないようにスーツや作業服などで下見をするケースもあります。不審な人や車をよく見かけるようになった時は、警察へ情報提供をしましょう。

空き巣を寄せ付けないための対策

空き巣を防ぐためには前兆を察知することも大切ですが、そもそも空き巣犯を寄せ付けない環境作りが重要です。

空き巣犯を寄せ付けないための主な対策は、以下のとおりです。

  • 防犯意識の高さをアピールする
  • カメラ付きインターホンを導入する
  • 留守だと悟らせない工夫をする
  • 近所付き合いを大切にする
  • ホームセキュリティーへ加入する

以下でそれぞれを解説します。

対策1 防犯意識の高さをアピールする

空き巣を寄せ付けないためには「防犯意識の高い家」と認識させることが大切です。主な対策には、以下のことが挙げられます。

  • 防犯カメラを設置する
  • センサーライトを設置する
  • 庭木の手入れをする

空き巣は死角の多い家が狙われやすいため、死角の少ない家を作るように工夫しましょう。また、防犯カメラやセンサーライトの設置と一緒に、防犯シールを貼るのも防犯効果が高くなります。

対策2 カメラ付きインターホンを導入する

空き巣犯が留守を確認する時はインターホンを使うことが多いため、カメラ付きインターホンを導入するのも効果が期待できます。

空き巣犯は、顔を見られることを嫌がるため、カメラ付きインターホンに変えるだけでも空き巣の抑止になるでしょう。

また、空き巣対策だけでなく、見知らぬ人が尋ねてきてもカメラ越しで確認ができるため、不審者への対策にもなります。

対策3 留守だと悟らせない工夫をする

空き巣犯に留守だと思わせない工夫も効果があります。空き巣の下見で最も気にする点が留守の状況のため、そもそも留守かどうかわからなければ、空き巣に狙われるリスクも低くなるでしょう。

主な対策は、以下のとおりです。

  • 帰宅が遅くなる時は部屋の明かりを一部つけておく
  • 洗濯物を干しっぱなしにしない
  • 長期間留守にする時は近所の方に郵便物をとってもらう
  • 留守番電話の応答メッセージは「外出しています」にしない

対策4 近所付き合いを大切にする

空き巣の犯行を諦めた理由として、「声をかけられた」ことが最も多いとされています。

空き巣犯は、人に声をかけられたり見られたりすることを嫌うため、近所付き合いが良く、連帯感のある地域は避ける傾向があるといわれています。

そのため、普段から近所付き合いを大切にし、空き巣犯が嫌う環境を作ることも大切です。

対策5 ホームセキュリティーへ加入する

ホームセキュリティーへの加入もひとつの選択肢としておすすめです。現在はIoTなどの技術を活用した防犯サービスも多く、外出先から電気をつけたり、カーテンを遠隔操作したりすることで、外出時の防犯対策が可能です。

また、子どものいる家庭では、留守番を頼んで外出することもあると思います。ホームセキュリティーを導入すれば、室内カメラや人感センサーなどの設置も可能なため、外出中も子どもをみまもることが可能です。

「MAMOLEO」の防犯サービスは、IoT機器を活用して安全をみまもる

「MAMOLEO」では、IoT機器とスマートフォンアプリを使用した、新しい防犯みまもりサービスをご提供しています。

ベーシックプランであれば月々2,200円(税込)でご利用いただけ、お客さまのニーズにあわせてオプションサービスを付加していただけます。

ベーシックプラン

初期費:3,300円(税込)
月額利用料:2,200円(税込)

  • IoT機器により、宅内のみまもり・安全を確保できる
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みまもり用のIoT機器は、屋内カメラ人感センサーのいずれから、お客さまのニーズにあわせて選択可能です。

みまもり機器 特徴
屋内カメラ 動体検知・音声検知で異変をお知らせ。通話機能付きカメラだから、ひとりでお留守番中のお子さまとの通話も可能です。
人感センサー 動体検知・音声検知で異変をお知らせ。カメラではなく赤外線センサーのため、プライバシーに配慮したみまもりが可能です。

その他、共通のサービスとして、開閉履歴が確認できる「宅内用ドア開閉センサー」、年1回・最大30分まで無料で利用できる「駆けつけサービス」、IoT機器の使用に関するお困りごとには無料の「オペレーターサポート」なども含まれます。

また、GPSタグ※により屋外での家族の行動をみまもり、安全を確保できるオプションサービスもあるので、ぜひご検討ください。

  • ※ 「GPSタグ」は、月額料金1,100円/台(税込)でご利用いただけるオプションサービスです。

まとめ

空き巣は突発的に行われるわけではなく、下見をすることが多いとされています。何かしらの前兆があらわれることもあるので、「前兆かも?」と感じた時は、普段より警戒が必要かもしれません。

また、空き巣は日頃から対策をすれば未然に防げる可能性が高くなるので、ご自身ができる対策からはじめてください。

  • 記事監修 三沢おりえ
  • 記事監修 三沢おりえ

    記事監修

    総合危機管理アドバイザー

    三沢おりえ

    防犯・防災の総合危機管理専門家。メディア、講演会、セミナー、監修などで活動。企業、自治体、大学向けに行う座学と実技の逃げるための護身術、ダイバーシティ系セミナーやハラスメント対策や防犯、防災指導など、ストレスを最小限抑えた形式で行う講座に定評がある。総合防犯整備士、危機管理士、非常食研究家、元硬式空手世界チャンピオン。日本災害危機管理士機構、日本防犯設備協会、総合防犯士会所属。

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